読書の日記#51「プルーストを読む生活2」を読む

昨日はブログの更新をしませんでした。理由は持病の躁鬱の鬱期に突入し昨日はどうもブログを書く余力がなくなったからです。今日はある程度持ち直してきたのでゆるゆる読める本を読んでいこうと思います。

プルーストを読む生活2」はゆるゆると読める良書です。日記本は他のジャンルの本と違ってただあるがまま読めばいいのでかなり読みやすい部類の本だと実感。

>僕にとってルールとは声の大きな人に好き勝手させないためのものなのだけど、もしかして多くの人にとってルールは大きな声そのものではないか、声の大きな人の独善的な声のようなものだと考えられているのではないか。(柿内正午「プルーストを読む生活2」P144)

ルール、と一口に言っても色々な意味のものがあるなぁと思いました。柿内さんの言うルールは憲法的な考え方のルールで、本来政治で決めるルールというのはそういう考え方をされるべきものなんだよなぁと改めて思いました。
大きな声は強い力なのでこれを放置しておくとどんどん独善的な社会になってしまう。それを抑制するためにルールがあるのであって、大きな声を形成するためにルールがあるわけではないのですが、頭のいい悪い人はそこを上手く利用して自分の声を大きくするためにルールを利用してしまうから、こういう本来のルールの効用とは違う効用のルールが出来てしまうんだろうなと思いました。
世の中、自分を貫いて生きていくことは難しく、時には忖度や妥協も必要ですが強く生きていきたいと思いました。その前にメンタルなんとか安定させたいところですが……