読書の日記#47「百年と一日」をようやく読み終えた

最近はポケットモンスターソード・シールドばかりやっている私です。勿論本も読んでますよ!でも何故か映画を観る気力が湧かない今日この頃。

今日はようやく柴崎友香「百年と一日」を読み終えました。
この本は短編集でそんなに厚くないから一気に読もうと思えば一日で読めてしまうんですが、何となくちょこちょこ読んでいきたくて結局1ヶ月位読み終わるまでかかりました。
この小説はタイトルがあらすじになっているのである意味ストーリーの粗筋をネタバレされた状態で読むんですが、粗筋通りの話なのに粗筋を読んだときと受ける印象が異なったり、異ならなくても粗筋を読んだときには重いもしなかった感傷が得られたりして、粗筋をネタバレされてもネタバレしきれない何かは存在するんだなと思わせられました。
要約は要約に過ぎず、実際に読んでみないと得られないものがあるというのを実感しました。文学っていうのはこういう行間に面白さがあるのでストーリーラインを知っただけで知った気にはなれないなぁと改めて思わされる小説でした。