読書の日記#42「虐殺器官」をゆるゆると読む④

どうも体調が悪い日々です。季節の変わり目だからかな?

今日は伊藤計劃虐殺器官」を少し読み進めました。多分今月中には読み終わるはずです。
私も精神病んでるところにより病んでる主人公が出てくる本を読んだので何か気持ちが楽になりました。生の実感を得るために戦場で死を目の当たりにしている主人公は母親の死がトリガーとなってこうなってしまったのかな~と思いました。元々の素養はあったんだろうけど。
なんというか「虐殺器官」はこの手のSF戦争ものにしては読みやすい小説だとやっぱり思います。専門用語がバンバン出てくるのに話の筋としてはジョン・ポールと呼ばれる男の謎の虐殺を誘発する手腕を解くというわかりやすい筋で書かれてるからなのかなぁと思いました。周りに出てくる哲学的な部分が人を選ぶのかなぁと思いますがそういうところはサクサク進むので全体の読みやすさを阻害しないところも上手いなぁと思いました。伊藤計劃小説が上手すぎる……