読書の日記#18

自分は引きこもり気質かと思ってたけど、目下の情勢の影響での在宅ワーク等外に出ない生活を続けていたら気が狂いそうになったので、思ったよりも引きこもり気質ではなかったと実感した今日この頃です。

少し前からだらだらと読んでいた伊坂幸太郎「火星に住むつもりかい?」をようやく読み終えました。
「モダン・タイムス」や「魔王」等大きなテーマを表に出しつつも、テーマが大きすぎて落としどころとしてはいまいちな作品が割と前にはあった印象なんだけれども、今回の落としどころはかなり良かった。テーマ性とエンタメ性の融合がかなり高度なところで落ち着いていた印象。
ただ、ディストピア小説なのでどこか重苦しい印象や絶望感漂う感じが重く、気軽にさくっと読める感じの作品では無かったので初期の伊坂幸太郎の失踪感が好きな人が手に取ると読みづらく感じるかもしれないなぁと思いました。
私としてはかなり好きな部類の本です。

次新しく読む本は青木真兵・青木海青子著「山學ノオト」です。今は閉店してしまったのだけれども、好きだった本屋のH.A.Bookstoreさんが発行している本なので思わず買ってしまいました。
興味のある人はこちらから購入できます↓
https://habookstore.shop/items/5f5397d2f4cd003910e2fba9
私設図書館を地方でやっている著者の日記本なので、これからじっくり読んでいきたいと思います。
それと最近ほったらかしにしているヴァージニア・ウルフ灯台へ」も来週には読み終わりたいところ……。