読書の日記#12

今日は沢山積み本があるにも関わらず双子のライオン堂へ行き本を買ってきた。

今日は電車で移動する時間が多かったので電車でよく読んでる柿内正午著「プルーストを読む生活」を読んでいた。このブログはこの本に影響されて書き始めているので、正確には「プルーストを読む生活」を読む生活とでもいうべきブログなんだけれどもそれはまず置いておこう。
作中で柿内さんも読書をする気力が湧かない時期があると書いていて、丁度今が自分のその時期だから勇気づけられた。誰にも本を読む気力が湧かない日がある。

そして伊坂幸太郎著「火星に住むつもりかい?」を半分近くまで読み進めた。平和警察の対になる存在「正義のヒーロー」が出てきてから話がぐっと面白くなったと思う。やっぱりひとつの概念だけのときよりも二つの概念が闘い合ってる時の方が小説は面白いと思う。この本で伊坂幸太郎は正義と悪の二元論をやりたいのではなく、正義と正義のぶつかり合いをやりたいのだろうけど、平和警察側が悪趣味すぎて端から見てると悪人にしか見えないからそこら辺の印象操作は序盤は失敗しちゃってるよなぁという印象。でも平和警察のモチーフは魔女狩りだからこの見せ方でいいのかもしれない。よくわからなくなってきた。
この勢いを維持してきれいにまとまったら伊坂幸太郎作品群の中でもかなりのお気に入り(個人的好きなのは「フィッシュストーリー」「ゴールデンスランパー」「死神の精度」「ラッシュライフ」「マリアビートル」ら辺)になりそう。