読書の日記#4

三日坊主を無事卒業できたことをここに宣誓します。

相変わらず柿内正午さんの「プルーストを読む生活」をダラダラと読んでいる。そこに習慣の話が出ていてなるほどなぁと思った。1日数分でもいいからやり続けることが重要とはわかりつつもその気力が出ないのが人間というのもなるほどなぁと思った。この日記もとりあえず習慣化してくれれば飽きずに年末まで続けることが出来そうだけれども、どこまで続くのかはわからない。人間だもの。いや頑張れよって話なんですが……まぁ何はともあれ読書は喜びなので日記を書くのを止めても本を読むことは止めないだろうな、と思う。

そして今日も最果タヒさんの「「好き」の因数分解」を読む。
インスタグラムの項目で、言葉を尽くせば嫌いは好きと同列に語ることが出来てしまうとあり、言葉の難儀さを感じた。写真はただ自分の見た好きな風景をそのまま載せられるので自分の感情を抽象的に相手に渡せる。しかし、言葉はどんどんと意味を詰め込むから自分の感情が具体化され、具体的に説明しきった上で相手にダイレクトに渡せてしまうツールなんだと思う。だからこそ、嫌いって感情も具体化させやすく、憎悪が明確になってしまうのだろう。文字のコミュニケーションツールのTwitterだと憎悪も好きも自由に行き交っているけれども、インスタグラムはよくも悪くも表面上好きだけが渦巻いてる(Twitterから見るとキラキラ(笑)に見えるかもしれない)のかもなぁ。
そんな私はTwitterの方が好きです。そもそもインスタグラムやってないし。無粋と言われようが自分の感情を具体化することに喜びを覚えるタイプの人間なので玉石混淆な文字ツールのTwitterスラムが居心地がいいのですよ。自分の抽象的な部分を具体化して発信するのは私にとっては快楽なのです。