読書の日記#53「トギオ」を読む①(マシュマロリクエスト企画)

最近気圧が下がっているからか眠気が酷くて今日もまた昼寝をするという罪を犯しました。

今日はTwitterのマシュマロで「読んでほしい!」とリクエストのあった太郎想史郞「トギオ」を読みました。全4章のうち第1章を丁度読み終わったところでブログを書いています。なので以下は第1章を読み終わったところの感想です。

この作品はこのミス大賞を取った作品なんですが、このミス大賞作品の割に、舞台が架空の世界な上に独特な一人称視点のため少し読みづらい気がしました。このミス大賞作品は割と現代舞台だったりと読み込もうとしなくてもスラスラ読める作品が多い印象ですが、「トギオ」は少し読みづらいところがあるかと思います。特に冒頭は一読目は面食らう人が多いかと思います。死んだ僕の一人称視点とオリガミという謎の器具が出てきてしまい、一体これはなんなんだろう?!ってなります。
でも、一旦そのわかりづらいところを置いておいて、読み進めて見ると閉鎖的な村で捨て子を拾うという「正しい」ことをした僕の一家が村八分を食らうという、排除の物語として読み進められるので冒頭部分は一旦置いておいて読み進めるのがいいのかなと思います。
あと、作中に出てくる謎の「オリガミ」という器具ですがこれは読み進めていくと、こちらの世界の折り紙の姿をしたスマホ端末のようなものだとわかります。「オリガミ」は何となくのイメージで読んでも特に問題ないので、作中に出る度にイメージを膨らませるのがいいのかなと思いました。
少しどころかかなり癖の強い本作ですが、第1章を読み終わった今続きが気になるので明日また読み続けようと思います。