読書の日記#115「私は本屋が好きでした」「ブックオフ大学ぶらぶら学部」を読み終える

ちゃんとブログを更新したぞ!!!毎日ブログの更新をする感覚を取り戻したい。

今日は永江朗「私は本屋が好きでした」、夏葉社「ブックオフ大学ぶらぶら学部」を読み終えました。

永江朗「私は本屋が好きでした」はヘイト本の流通について、色んな側面から読むことが出来て面白かった。出版業界といっても一枚岩ではなく色んな人達が絡んで運営されているため、本を出すという意識が希薄かしたり、今の日本の流通システムの穴をついたようにヘイト本が流通しているところは、なるほどなぁと感じた。
こういうヘイト本関係の本だと著者の思想が反映されてどっちかに依りがちなんだけど、この本は色んな職種の人へのインタビュー等で構成されている上に、システムについて着目してるからそんなに思想が依っていなくて面白かった。

夏葉社「ブックオフ大学ぶらぶら学部」はブックオフについて本屋関係者が書いたエッセイでこれも新たな視点が得られて面白かった。
ブックオフっていうと本屋の敵だと思われやすいし私も本屋関係者ってブックオフ嫌いなんだろうな~ってなんとなく思ってたんだけど、そういう単純な話ではなく、思い出と結び付くブックオフのエッセイ集は面白かった。
割と古本屋って取っつきにくいところがあるんだけど、そんな中で一般に開かれたブックオフはある種の公共化した教養施設なんだろうなと思った。私も高校生時代はブックオフのお世話になりました……。
私のブックオフの思い出は歩いて30分以上するところまでわざわざ歩いて行って立ち読みして何も買わずに帰るという迷惑な客をやったり、家族で要らない本を売りに車でやって来て、100円+税になった均一本を大量に買ってもらったりと、割と高校生の頃はお世話になっててそこで育まれた読書の楽しさは勿論、本を探すことの楽しさもここで見つけたかもしれない。
ブックオフの敷居の低さは色んな人を読書に誘ってくれる。私もそんな色んな人を敷居低く色んなコンテンツに誘えるような人間になりたい。