読書の日記#72「ワイルドサイドをほっつき歩け」を読む

今日は仕事が終わるのが遅かったので本読む時間が取れませんでした。なので短めでお送りします。

ブレイディみかこ「ワイルドサイドをほっつき歩け」の続きを読みました。この本を読むと属性や思想で人間を分類してカテゴライズしてしまうのは相互理解が遠退くんだなと思う一方で、そもそも人間って相互理解出来るのか?みたいな気持ちにもなります。人間を描いている本なのは間違いないんですが、人間をそのまま描いているので人間の曖昧なところもそのまま突きつけられていると思います。
でもあんまり不愉快にならないどころかめちゃくちゃ面白いのは筆者の絶妙なユーモアセンスと描いている人間を著者が何だかんだで愛着を持って接しているからでしょう。
人間は白黒つけられず、全ての属性がグラデーションで構成されてるので本当に付き合うの面倒くさい生命体です。人間、面倒くさい。
でもその面倒くささを愛することが出来たらまた新たな一面を見つけることができるのかな、と本書を読んで思いました。