読書の日記#62「野蛮な進化心理学」を読む

こんばんは!かれこれ62日も読書ブログを続けてこれました!毎日読んでくれてる方もいらっしゃるみたいで本当にありがたいです。

今日もダグラス・ケンリック「野蛮な進化心理学」を読みました。ようやく第7章に突入しこの本も半分を迎えました。
今回の章ではマズローのピラミッドと呼ばれる人間の欲求をピラミッド型で階層的に解説したものに対して、著者が人間の欲求はもっと根元的であるとして作り替えたものが載せられていました。ここら辺から割と専門的な話が入り込むようになり少し難しくなってきてるのですが、要するに遺伝子を残すという進化論的なアプローチで修正をかけたのだと思います。本書が「野蛮な」進化心理学となっているのも、遺伝子を残すというある種の野蛮さを考えの根底に置いているからなのかなぁと思いました。
勿論、遺伝子を残すには協力や愛が必要であることからポジティブな面もあると本書では語っていますが、個人的にはやっぱり人間の根元が遺伝子を残すことにあるというのはある種の野蛮さを感じてしまいます。ただ、色々見ているとこれを否定するのはかなり難しいよなぁとも思うので人間も動物なんだな……と思いました。