読書の日記#58「野蛮な進化心理学」を読む②

最近は寒くなってめっきり冬の様相を見せ始めてきましたね。寒い中暖かい部屋でする読書は楽しいです。

今日もダグラス・ケンリック「野蛮な進化心理学」を読みました。今日は第3章を読みました。
今回の章では「殺人衝動」というインパクトのあるものを用いて、人間には行動に傾向があり、それは生殖活動に起因しているという話がされます。この本の副題が「殺人とセックスが解き明かす人間行動の謎」なので、この本のスタンスがようやく見えてきた章だと思いました。

個人的には人間も動物なので生殖活動に基づく本能からは逃れられないと思ってはいるので、傾向論になるとどうしても生殖活動に基づく本能に基づく結果が出やすいのかなと思いました。ただ、それを越えたことを出来るのが人間が人間たる所以だと思ってもいるので、そこで思考停止して「人間はこういうもの!」で終わってしまってはつまらないなぁと思います。この本がどういう主張をしてくるのか楽しみにしながら明日も読もうと思いました。