読書の日記#22

鼻風邪を引いてしまい体調の悪い私です。今日は体調が悪いので短めでお送りします。

今日も青木真兵・海青子「山學ノオト」を読んでました。あと少しで読み終わるところ……!
この本は都会で一般的に暮らしている人とは異なる生活を営んでいる夫婦の書く日記をベースに織り成しているエッセイ本です。日記なのでまとまらなず、つらつらと日常が書かれているのでサクサク読める。帯に書かれているように「生産性」のない日々について書かれている。
この本を読んでて、二項対立の危険性について考えてしまう。田舎対都会ではなく、田舎も都会も選択肢の1つに過ぎないんだなと思った。
また、昨今「生産性」という言葉が政治の世界でも使われているが、「生産性」の暴力というものを考えてしまう。本書でも「生産性」という言葉の基準が国家になってしまいつつある現状について、本当にそれでいいのか?と思う。あくまでも人間が生きているのは自分のためであるというところは忘れずに生きていきたいなぁと思いました。