読書の日記#126「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。」を読み終わる

ポケモンパンのピカチュウのパウンドケーキがどこにも売ってなくて萎えてる私です!第一パンさんは早急に全国に売ってほしいです。

今日は高山なおみ「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。」を読み終えました。あんまり読書が捗らなかった時にざーっと読んだエッセイ本です。
この本はどことなく不安定なところが特徴だなと思いました。著者が料理家になりつつある過渡期に書かれた日記がベースのエッセイという辺り、まだ何者でもない不安定な心情が出ててどこか厭世的でふわふわとした内容になってました。
かといって学生時代のような無謀な地に足の着いていないふわふわした内容ではないのは、著者が三十路を越え離婚も経験している社会人であるのが大きいのかと思います。
社会人になると、学生時代とは異なりまだ未来を信じていられるので、どこか明るいんですが、社会人になると世間を知ってしまい、等身大の自分以上を求めなくなる。
そんな、地に足の着いているふわふわした不確定な中に生きてる人の文章で面白かったです。