読書の日記#2

読書の日記を書きたーい!そういう軽い気持ちで始めたこのブログ。流石に三日坊主で終わらせるなんて展開にはなりませんでした。ただ、私はかなり飽きっぽいのでいつまで続くか……少なくても年内は続けたいですね。

今日は最果タヒさんの著作の「「好き」の因数分解」をちょっと読んで、その後に薬丸岳さんの著作の「Aではない君と」を一気読みして読み終えました。

「好き」の因数分解は凄い面白いし、最果タヒさんの文章めちゃめちゃ好きなんだけど、好きが高じて一気読み出来なくて100P程度の本を一週間前からじわじわと読んで疲れて読むのを中断するってのを前から繰り返してる。好きなものを列挙して私という輪郭を描くことはあっても、好きなもの自体は私とは関係のないものである。という作中の説明には共感をせざるを得なかった。インターネットは好きなものに帰属意識を持ちすぎている人が多いけど、好きなものと自分は全く別のものだから好きなものが大成功してても(嬉しいという個人的な感情は別として)自分の何かが変わった訳じゃないよ、というのは常々思っていたけどそれと通じるところがあるなぁと思った。

もう一冊の薬丸岳さんの「Aではない君と」は少年犯罪を扱った小説で先が気になりすぎて多分3時間位で一気に読んだ。速い読書も遅い読書もそれぞれ味わいがあるなぁと思っているけれども、積ん読の山が大量にあるので速い方が部屋のスペース確保的にはいいかもしれない(けど遅い読書も楽しいから止めない)。

これは少年犯罪ものの王道のようなお話で大きく括ると父親と子供の縁の話だった。犯罪は別世界のものではなくボタンをかけ違えただけの隣り合わせの世界なんだと思った。

遅い読書と速い読書の二冊を同時にブログに書いてみたけれども、遅い読書の方が考えることは多いから沢山語ることが多い。やはりかけた時間と考える量は比例するのかな?と思いつつも、今回速いペースで読んだ本は割と言いたいことがストレートで読めばわかるタイプの本だから、詳しく書くと単にストーリーをなぞっているだけになるので書くことがないだけな気もする。
要するにどっちがいいのかよくわからん。でもどっちの読書も楽しいからオッケーです!