ポケットモンスターアドバンスジェネレーション第8話「ハブネークVSキモリ!必殺のはたく攻撃!!」感想
1.はじめに
私はアニポケで断トツでシュウが好きなんですが、そろそろシュウの出てくる回が見たくなってきましたが案外先は長いですね……。
2.スタッフ周り
脚本 藤田 伸三氏
絵コンテ・演習 浅田裕二氏
作画監督 岩根 雅明氏
浅田さんが絵コンテと演出を兼任されている回ですね。岩根さんが作監なのも個人的に意外でした。
3.感想
開幕ご飯シーンで始まります。皆キモリには初対面なのであいさつしますが、キモリは元々の一匹狼気質から挨拶もせずに木の上に上ります。口々に意見をメンバーが言いますが、タケシの「あれがキモリにとって落ち着くのだからそっとしておこう」と意見からそっとすることにします。
ここでもタケシが方針を決めている辺り、この時点ではサトシはハルカの先輩ではあるがあくまでも少しトレーナー経験を積んでいる少年にすぎず、このチームのリーダーはタケシなんだと感じます。
食事を食べるハルカ達、アチャモは木の実を口に大はしゃぎ。マサトに「トレーナーに似て落ち着きがない」とまで言われてしまいます。ここでアチャモが木の実が大好きで目がないことが何となく示されていますが、これがのちの33話である事件を起こしてしまします(多分このシーン自体は複線でもなんでもないんでしょうがw)
このあと、アチャモがハブネークに餌をとられ捕まるなどのトラブルが生じ、そこにキモリが来てキモリVSハブネークとなるもキモリは負けてしまいます。
そして、この後にハブネークはまさかのムサシVSハブネークでムサシが勝ち、ムサシはハブネークをゲットします。全体的にギャグみたいなノリなのでこういうことが出来たのでしょうなw
そしてキモリは治療を脱走。一人でハブネークに勝つための特訓をしていました。
この時、ハルカは「ちょっとかっこいいかも!」とどこか第三者というか観客席で見ているような、コンテンツとして消費しているような軽さだったのですが、バトルの真剣さや辛さを知っているサトシは何も言わずにキモリを見守ります。
キモリは特訓の結果、威力を高く出すための身体の動きを身につけます(とはいえはたくですが……まぁAG終盤まで多用する重要技ではあるんですけど……w)
リベンジマッチをするキモリとハブネーク。そこでサトシは「一緒に戦う」という選択を取ります。キモリに的確な指示を出し、キモリとサトシは勝利します。
ここでもキモリの一連の行動へのサトシとハルカの違いが明確に出ているのは面白いと思います。ハルカがどこか他人ごとでコンテンツとして消費しているような観客視点のコメントだったのに対してサトシはキモリの気持ちを汲み、一緒に戦うべく助力しました。これはキモリの負けた悔しさをサトシは真の意味で知っているからだと思います。ハルカも初バトルは敗戦でしたが、その後に「あんなやつパパに負ければいい」とどこか他人ごとですので、ハルカはまだ真の意味で負けを実感していないのです。
まだまだお客さん気分が抜けないハルカがどうなるか、楽しみですね。