ポケットモンスターアドバンスジェネレーション第6話「ロケット団!みだれひっかきでさようなら!」感想

1.初めに

 今回は感想が短めになるかと思います。それはこの感想ブログを始めるにあたっての焦点を「ハルカの成長」に当てているため、実質ロケット団メインのこの回では特にこのポイントからは書くことがないからです。また、私が無印半分くらい未視聴のため、無印でのムサシとアーボック、コジロウとマタドガスの今までの積み重ねを読み取れないので、あまり面白いことが言える気がしないのも理由の一つです。

 しかし、同回がポケモンと人間がパートナーを辞め、それぞれの道に進み永遠に袂を分かれる回として名作であることは変わらないと思います。そこを上手く言葉にしていきたいです。

2.スタッフ周り

 脚本 冨岡淳広

 絵コンテ 木村竜二氏

 演出 大町 繁氏

 作画監督 たけだゆうさく氏

3.感想

 序盤はハルカのゆとり丸出しムーブで始まります。ハルカは「疲れた~!」と大さわぎした(のとタケシのジョーイさん目当て)で近くのポケモンセンターで休憩することに。ここでハルカはジョーイさん・ジュンサーさんが親戚同士で運営されていることが明示されます。マサトは知っていたのにハルカは知らなかった辺り、ハルカの未熟さがわかります。

 ここからはジュンサーさんとサトシ一行が協力してポケモンハンターを捕まえるべく行動します。

 しかし今回の話の焦点はそこではありません。ロケット団がひょんなことから密猟者に捕まりひどい目に遭わされているアーボを見つけます。ムサシのアーボックは同族がひどい目に遭っていることに傷つき、そのアーボックの姿を見てムサシはアーボを助けることを決意します。ムサシの姉御肌なところが良く出ていてすごくよいと思います。ロケット団じゃなったら案外いい上司になったんじゃ……と思いましたが、我が強くて上司と喧嘩して退職しそうなので撤回します。

 そしてポケモンハンターが登場しドガースも同様な目に遭っていることが判明します。ここでポケモンハンターに「アーボックマタドガスを譲れ」と持ち掛けられたときにすかさず「大切な仲間」だからふざけんなと即答える二人からポケモンへの愛を感じます。しかし、敵は強く、結局ロケット団が吹き飛ばされてしまいます。

 ロケット団の飛ばされた先はスピアーの巣。スピアーに追い掛け回されたロケット団を救ったのはサボネアでした。サボネアロケット団を気に入ったのか近くによります。それを見たコジロウはサボネアにお礼としてクッキーを渡します。

 そしてここでロケット団ポケモンハンターの再対決が始まります。電気ショックの流れる檻に「ピカチュウに比べたらぬるい」と返し、その檻を利用してオニドリルを撃退、鍵を開けてアーボ・ドガースを救い出すことに成功したロケット団。これで完全勝利かと思われるも……

 なんとポケモンハンターのサナギラスバンギラスに進化してしまいます。バンギラスになったためパワーはすさまじく、ソーナンスすらも一撃でKOしてしまいます(※余談ですがこの時代(RS世代ではタイプで攻撃特攻が決まっていたのでノーマルタイプの技は攻撃技扱いです。「破壊光線」に対して「カウンター」と指示することが正解です。))

 バンギラスに正攻法で勝てないと分かったロケット団がとった選択はアーボ・ドガース達だけを逃がすということです。このとき、しっかり経験を積んだアーボックマタドガスはまだ幼いアーボやドガースを守るために彼らのリーダーとしてムサシ達の気持ちを汲んで、涙を流しながらもムサシ達の元を去りました。

 ムサシ達も「みだれひっかき」で応戦するもバンギラスのまえには時間稼ぎしかできず、その場で力尽きてしまいます。

 しかし、ロケット団の影での活躍のお陰でジュンサーさんにポケモンハンターは捕まります。

 ここでサトシは「ロケット団みたいな悪い奴もいるのにポケモンを助けてくれる人もいるんだ!」と言います。私はこの表に出ないロケット団の善行の話が結構好きなのでこの回は泣いてしまいました……表立って知られないけれども彼らの中の友情が生んだ奇跡っていうのが本当に好きで、AG名作回として名前が知られているのも納得のクオリティだと思います。

 そしてここでサボネアがコジロウの手持ちに加入します。私はコジロウの手持ちと言われるとマタドガスサボネアの印象が強いです。あとマネネ

 

5.終わりに

 思ったよりもちゃんと感想を書けたのは本当にこの回が良い回だからだと思いました。明日はプロメアを見るので多分更新しません。ちなみに昨日はアイナナの新章配信日だったから更新できませんでした。

ポケットモンスターアドバンスジェネレーション5話「ジグザグマと短パン小僧!ハルカ、初めてのバトル!」感想

1.初めに

 東京暑くないですか?????????一日自由に使えたら多分2か月でAG感想ブログおわると思いました。まぁ仕事があるんで無理ですけどね……。

 

2.スタッフ周り

脚本 藤田伸三

絵コンテ 新留俊哉氏

演出 鈴木敏明氏

作画監督 市村泉氏

 

3.感想

 開幕早々、サトシとモブトレーナーのバトルから始まります。ピカチュウVSスピアーで、勝負はピカチュウの勝ち。バトル終了後に二人は握手をし、互いのバトルへの例を言う。

 その様子を見てハルカもマサトも興味津々。しかし、マサトがサトシとバトルの突っ込んだ内容の話をし ている一方でハルカはバトルの内容よりも二人のやり取りに青春さを感じでそれを喜んでいます。この時点ではハルカはトレーナーとして互いに高めあう主体としてではなくそれを外野として見ているのです。このことはまだまだハルカが自分がポケモンと何かを一緒にやるという意識が極めて薄いことを暗くならずにさらっとですがしっかりと示していてとてもいい見せ方だと思いました。

 その後、マッスグマに擬態した謎の少年がポケモン達を捕まえようとします。ここでもハルカとマサトの天然ぶりがさく裂して可愛い!わざわざ近寄って「正真正銘人間でしょ?」と言うマサトと「胡散臭い顔しているけど確かに人間かも!」というくっそ失礼なことを言うハルカ(ハルカ失言カウント1)。

 マサトとハルカが近寄ったことで短パン小僧のジグザグマ捕獲は失敗してしまいます。しかし、ハルカとマサトが短パンを履いていたので気にしていない短パン小僧は性癖に正直すぎるぞ!それに対して「短パンじゃない!これはスパッツ!」とくってかかるハルカ。もうこのアニメ何なんだ……性癖は奥深い……

 変態短パン小僧がポケモンの着ぐるみを着ているのはポケモンを良く知り生態を把握し、捕まえやすくするためとのこと。サトシは「へぇ~」で流しているけど、ここ突っ込みポイントでは……?

 狂気の着ぐるみ小僧がジグザグマを捕まえたいのはトウカジムに挑戦するため。するとハルカとマサトがトウカジムの子であることを知り、ハルカとバトルすることになります。

 前回までを見ていればわかりますが、この時点でハルカは正式なバトルの経験はおろか、まともにアチャモに指示を出せたことがありません。ハルカが対戦の誘いに不安になるのも最もです。しかし、「びびってるのか?と煽られてしまい、イラっときたハルカは売り言葉に買い言葉でその挑戦をうけることにします。それに対して不安げなサトシと何事も経験と割と寛大なタケシ。ここでもタケシがチームの精神的に主柱にいることがわかります。

 バトル開始すると、短パン小僧はミズゴロウを出します。ハルカはアチャモしか持っていないので相性の悪いアチャモを出すしかありません。このときにハルカは内心「どうせなら初めてのバトルはかっこいい人が良かった!」とか思っている辺り、どこかバトルに身が入っていない様子。まぁコンテストの初バトルの相手はイケメンだよ……

 サトシは相性なんて何とかなる!と言いますが、初心者のハルカにはそのなんとかする術がありません。

 バトルを開始しても指示もたどたどしく状況を考えずに「ひのこ」「つつく」を指示してあっさりとハルカは負けてしまいます。旅をしている間に経験の多いサトシにアドバイスをもらうなど自分なりにバトルについて学ぶ機会があったにも関わらず、それを一切せずにいたことから、完全にハルカのバトルへの準備不足が招いた結果だと思います。

 勝利した短パン小僧は「これならトウカジムは楽勝だ!」と確信し、ジグザグマゲットに向かいます。このとき相手のトウカジムを下に見るような発言はハルカではなくマサトが怒っています。マサトはそれだけお父さんを尊敬しているのだと思います。まぁハルカがあんまり気にしてなくて「あんなやつ(あんなへんなやつ)に負けたなんて~」って愚痴ってる辺り、ハルカはトウカジムどうこうには興味がなく変な人に自分が負けたことが気に入らないという印象です。ここでも負けて悔しいという気持ちはあれどこの先コンテストで見せる負ける悔しさとは異なり、どこかどうでもよさそうなのはハルカはこの時点でもあまりバトルに興味が向かっていないからでしょう。

 ここでサトシとタケシは「ハルカがバトル経験を積んで強くなればいい」とアドバイスしてますが、ハルカは二人のアドバイスを聞いておらず「あんな変なのに負けたのがむかつく」「あんな奴パパに負ければいい」と愚痴を言います。ここからも本当にハルカの序盤の未熟さが如実に出ているかと思います。

 すると、ハルカはマサトがいないことに気が付きます。マサトは父親を馬鹿にされたことを根に持ち短パン小僧を追い回し、彼を出し抜こうとします。こいつストーカーかよ……w攻撃性がヤバイぞ!

 少しさがすとマサトは見つかりました。しかし、マサトの失敗でジグザグマを怒らせ手が付けれられない状況。そこを救ってくれたのは短パン小僧でした。ミズゴロウとの息の合った行動でジグザグマ達に餌を巻きます。

 彼は確かにトリッキーな見た目をしていますが、ポケモンのことを知ろうと努力しているとても良いトレーナーだと思います。マサトは彼に迷惑をかけたことを謝罪すると、彼も自分がマサトの父親への非礼を詫びます。

 そしてマサトは彼に「どうしてジグザグマの言葉がわかるの?」と聞きます。それに対して「言葉ではなく心が通じる」と返すのはすごくいいと思いました。この経験は今までテレビや本等の間接的な情報でポケモンに触れていたマサトには考えもしなかった発想だと思います。最終的に、ロケット団ミズゴロウが捕まってしまった時もそんな彼だからこそ、言葉が通じなくてもジグザグマは協力してくれたのだろうと思います。

 全体を通してみると、ハルカバトル回と銘打っておいて実質的にはマサト回だと感じました。まだハルカはポケモンへの認識が今一つ甘い印象ですね……。ハルカの本番はコンテストと出会ってからなので序盤は本当にお気楽な旅行気分の印象。

 次は6話「ロケット団!みだれひっかきでさようなら!」屈指のロケット団回ですね!楽しみです。

 

 

ポケットモンスターアドバンスジェネレーション4話「スバメがいっぱい危険がいっぱい!トウカの森でゲットだぜ!」感想

1.初めに

 平日に更新しました!!!何故かと言うと今日は絵を描く気力が全くわかなかったからです。私にとっては小説を作ることが一番労力が必要で、その次がイラストを描くこと、そして感想を書くことはそこまで労力を割かずにできることのようです(職業上論文みたいな文章を書くのは慣れてるのが大きいかと思います)。

 

2.スタッフ周り

脚本 冨岡 淳広氏

絵コンテ 浅田 裕二氏

演出 浅田 裕二氏

作画監督 岩根 雅明氏

 

有名な浅田さんと岩根さんのコンビですね。

脚本も冨岡さんと豪華な回です。

3.本編感想

 トウカの森を歩くサトシとハルカとマサト。ここでもう疲れたからお昼を食べたいハルカ、トウカの森にはポケモンがいるはずなのに全く見当たらないから別のルートに行きたいと言うマサトと、二人はサトシに文句をつけます。サトシはそれを受けて「お昼を食べてから別なルートでポケモンを探そう」と提案します。ここはこの三人の中ではサトシがリーダーで二人を引っ張っていくことを示しています。

 しかし、その後お昼ご飯を誰も準備していなかったことが発覚して一同ショックを受けます。ここでタケシを思い出して「タケシがいれば……」と思っちゃう辺り、サトシもまだまだ未熟なんだということだと思います。AGでもタケシという年上のサポートキャラがいたことからもAGのサトシもまだ未熟なんでしょうな。

 マサトのカバンに非常食のチョコがあったことでとりあえず食べ物が見つかりました。ハルカはそれに大興奮。それもつかの間に、チョコはスバメにとられてしまいます。

 ここで、マサトやサトシはチョコよりもスバメが見られたことに興味が移っているのですが、ハルカだけはチョコだけに注目しているのでスバメにチョコを取られたことに怒り続けます。

 その後、果物のなる木を見つけるも、スバメの群れに取り囲まれてしまいます。ピカチュウの十万ボルトで対抗するも、ガッツのあるスバメがまだ立ち向かってこようとします。サトシはそのスバメに興味を示しますが、ハルカは「チョコを食べたからかしら?」と食べ物から離れられない模様。

 追い詰められたサトシ達を助けたのはタケシとフォレトス。ここでハルカのお願いからタケシが料理を作ることに……。この回ハルカポケモンのことよりも飯食うことばかり気にしている印象だぞ!!!!!

 そしてタケシがシチューを作り始めると、チョコを食ったスバメがサトシとピカチュウに再戦を申し出ます。勿論サトシはノリノリでバトル。バトルを通してスバメの根性をサトシは認識しスバメに好感を持ちます。

 相性のこともあってスバメピカチュウの戦いはスバメが明らかに劣勢。それでもあきらめないスバメ。このままだと限界を超えてしまうスバメを救う為にタケシはサトシにスバメをゲットすることを助言し、サトシはスバメをゲットします。

 ここでもタケシのアドバイスを元にサトシが行動していることからサトシもまだまだ未熟なのだなぁと感じました。そしてスバメの一連のやりとりもマサトは新しく捕まえられたスバメに興味津々なのに対して、ハルカはタケシの後ろに隠れて不審そうな様子。この点でもハルカはポケモンがあまり得意ではないことから、あまりポケモンと触れ合うことに積極的ではないのがわかります。

 ここで、ロケット団が登場!ロケット団がおにぎりで釣ったスバメ達と戦うサトシ達。

 ハルカはここで自発的にアチャモで戦おうとしますが、ボールから出すまではやれたのにアチャモとの呼吸が合わずに結局全く指示を聞いてもらえずにアチャモをボールに戻すことに……。ある程度ハルカもトレーナーとして自分なりにやろうとしてはきてますが、やっぱりハルカは詰めが甘い……。

 ロケット団が優勢になるかと思いきや、ここでタケシのシチューが完成し、一行はシチューを食べ始めます。ロケット団は追撃しようとしますが、先にタケシのお手製ポケモンフーズを食べていたピカチュウは元気一杯。さくっとロケット団を倒します。

 そしてシチューを食べ終わった四人はスバメと共に旅を続けるのでした。

 

4.まとめ

 サトシは無印の旅を経て精神的に成長しましたが、根本的な雑さや計画の杜撰さは残っているのでAGの段階ではまだタケシのサポートが必要な状態だと思いました。前よりレベルは上がったけどまだ未熟なんですね。

 マサトはポケモンをよく気にかけていましたが、今回はハルカはポケモンよりも食事を気に掛けることが多くまだまだポケモントレーナーとしての修行をするつもりはなくてポケモンと楽しく過ごすことに重点が置かれていると思いました。

 今後ハルカがどのように意識を変えていくかがポイントになるかと思います。

 

では第5話の感想でお会いしましょう!

ポケットモンスターアドバンスジェネレーション3話「トウカジム!VSヤルキモノ!」感想

1.初めに

 やれるときにやらないとマジでやらなくなるのでとりあえず進められるときに見ていこうと思ってます。平日は仕事で脳の9割が使われているので多分感想は毎日進められないかなぁと思います。ガシャを回すしかできなくなる!平日更新したらほめてください。

 ちなみに私は考えたことを直に打ち込んでそこまま放出するタイプのおたくなので下書きとか一切しません。感想は1話大体20分位で書いていますので、割と感想は短めなタイプだと思います。長い文章書くの苦手なんだナ。

 

2.スタッフ周り

脚本 大橋志吉

絵コンテ 志村宏明氏

演出 泰 義人氏

作画監督 穴戸久美子氏

 

 

3.感想

 トウカジムに挑戦するサトシ。それに対して困った顔をして慌ててどこかに行くハルカ。このやりとりはハナダジム戦前の無印のサトシとカスミと似ている気がします。まぁ親に友達が挑戦するのは気まずいですが……w

 サトシは一人でトウカジムに挑戦しに行きます。すると現れるのはマサト。マサトはシロガネ大会のビデオを見ていた模様。そこでサトシに色々と手厳しい突っ込みをしまくってサトシはタジタジ。このやり取りでマサトはハルカと違いポケモンに興味津々なのがわかります。

 1話の感想でも言いましたが、AGは前シリーズとの繋がりが強いシリーズです。ここでも無印終盤のシロガネ大会の話を台詞だけでなく映像までしっかりつけているので、前シリーズとの繋がりを感じます。

 マサトに散々煽られたサトシですが、ハルカとセンリ、ミツコの登場で話が落ち着き、サトシはセンリに非公式ですが挑戦することに。ここでマサトはサトシの前ではシロガネリーグ2回戦敗退!って煽ってたのに、ハルカに「サトシは強いの?」と聞かれたときには「シロガネリーグの決勝トーナメントに出られるんだから強い」と返している辺り、なんだかんだでマサトは序盤からサトシを認めていたんだと思います。マサトって好きな子に意地悪しちゃうタイプだろ……w

 センリVSサトシのヤルキモノVSピカチュウのバトルはセンリの勝利。その後お決まりのロケット団の乱入。ハルカはここではマサトに言われるまでポケモンを出すという意識がなく、マサトに言われるまで何かをするつもりがなかったことはポイントだと思います。

 そして、ロケット団ピカチュウと間違えてハルカのアチャモを捕まえてしまいます。ハルカはこの時自分のアチャモがいなくなったことを心配しますが、後半と比べて心配の感じが軽いと思いました。せっかくもらったのに~!って感じでそこまで必死な感じが薄いのが気になりました。

 アチャモを探す時のハルカとマサトのやり取りはとてもかわいいというか、二人が姉弟なのを感じます。マサトをグーで殴るハルカ、マサトはウソ泣きするもハルカにすぐバレる……という流れ可愛すぎました。

 サトシがアチャモを探すときに、前シリーズの手持ちが今はいないことを思い出す流れもホウエンリーグは新しい仲間と旅をするという新シリーズに変わったことと前シリーズとの繋がりを良い感じで出しているので良いですね。

 そうこうするうちにアチャモを救出するハルカとマサト。ハルカはアチャモに指示を出そうとするも、技が全くわからないので指示が出せず、マサトに教えてもらいながら技の指示を出します。ここから序盤のハルカはポケモンへの興味があまりなく、アチャモを可愛がってはいたが実際にアチャモでバトルする意識はなかったことがわかります。ある種のペット感覚というか……。指示出しも結局マサトに当ててしまう辺り、1話のミズゴロウへの指示出しのミスもここからわかる通り、完全にハルカの問題だとわかります。

 最後はマサトを加えて三人で旅することになります。なかなかいい加減……寛容な親です。ここでセンリはサトシとハルカにジムバッチを入れるケースを渡しますが、ハルカは少し嫌そうな顔。サトシもハルカに「ジム戦がんばろうな!」と言う辺り、誰もハルカがポケモンへの興味はあるがバトル(というかジム戦)には興味がないことに気づいていないのです。

 これはハルカ自身も自分が何をやりたいかわかっていないからだと思います。ポケモンに興味を出したがジム戦には全く興味のないハルカがこの先どうなるか、ここが注目のポイントだと思います。

 

4.最後に

 メンバーが一緒に旅をするきっかけって結構色々だと思いますがAGはなんというか成り行きって感じがします。まぁ、ハルカは楽したいがためにサトシに旅しようと誘っている感じですが……w

 センリとミツコは子供の前でもラブラブ全開で結構今見てると面白いですね。何かひょっこり三人目生まれてもおかしくない(やめなさい!!!!!)

 次は4話「スバメいっぱいきけんがいっぱい!トウカの森でゲットだぜ!!」です。次回もよろしくお願いします!!!

ポケットモンスターアドバンスジェネレーション2話「古代ポケモンと謎の軍団!」感想

1.はじめに

 テンション上がったから前言撤回で2話の感想を書きます。私は勢いでやること決めるのでこんな感じで進みます。

 

2.スタップ周り

脚本:米村正二

絵コンテ:木村竜二氏

演出:大町繁氏

作画監督:たけだゆうさく

 

3.感想

 序盤はハルカが初めてポケモンをゲットしようとするも、上手くいかない、という話。個人的にここは序盤のハルカを考えるうえで重要だと思います。

 まず、ハルカは全くゲットの知識がなかったわけではなく、「ボールを投げれば捕まえられる」ということは知っていました。しかし、「捕まえるには相手と戦う必要がある」等の知識は知らなかった辺り、何となく知っていた程度で旅に出る前にそこから深く考える癖はついてなかったのかなぁと感じました(ハルカがこの手の段取りが雑なのは今後のコンテストの展開に地味に響いてきてます)。

 また、ここでもハルカはルリリをなんか可愛いからって理由でゲットしようとしています。やっぱりノリが基本軽いけれども、この時点で楽しそうなのはいいですね。

 その後、アチャモマリルリ(私の推しポケモンです)にやっつけられたため、ポケモンセンターに向かいます。アチャモのことは心配しつつも、ジョーイさんに大丈夫と言われてほっとしたのか、初めてのポケモンセンターにハルカは大興奮。

 今までカントージョウトと旅をしてきたサトシはあくまでもポケモンセンターをトレーナーの修行を助けてくれる施設ととらえていますが、ハルカは「グルメ情報とか盆栽情報(どんな趣味だ……!)」とかを教えてもらおうとしている辺り、まだ旅行感覚が抜けきっていないという印象。あくまでもハルカにとって、2話の段階でも修行というより旅行なんですね。

 そして落ち着いたところで先ほど変な遺跡で会ったゲストキャラの登場!遺跡の調査をしているとのこと。ここでいう古代ポケモンは影から見るにジーランスのことみたいですね。

 この話を聞いてハルカは「ポケモンって面白いかも」とポケモンが面白いものと認識していきます。ハルカは割と自分の興味が向かないとやる気ださないYUTORIなので……。

 そして、ここでマグマ団の登場。マグマ団の乱入によりポケモンセンターの設備維持に影響が出てしまうことに。それに対してハルカはアチャモの心配をして、サトシに続いてアチャモを助けようとします。この段階で旅に対する認識の甘さ、夢の設定等はなくとも、ハルカはアチャモに対してトレーナーとして責任を自覚しつつあることがわかります。私はポケモンに対して責任を持つ自覚をしたときからポケモントレーナーだと考えているので、この時点でハルカは夢もなく旅行気分ではあるけど未熟なトレーナーの一歩を踏み出すことができたのかと思います。まぁまだまだ未熟ですけど!

 そして、ゲストキャラの救出をし、遺跡の謎を解いて地下水脈に到着し、前半でシルエットが出ていたジーランスが見つかります。

 マグマ団の暗躍等先にかかわる要素を出しつつも無難に収めた良回かと思います。まぁゲストの話は唐突感が否めないですが……(どうせ似たようなポケモンは奥が深いって話はあとでもやるし……)

 

4.まとめ

 次回はどうするか……もうここまで来たら全話見た方がいいんじゃね???????どうせ夕飯食いながら見られるし……

 ということでとりあえず、これから192話全部頭から見ていこうと思います。ただ、私の着眼点はハルカの成長なので、サトシに関する要素はそこまで触れないというスタンスは変えません。AGの場合、サトシの話するなら無印をしっかり見ておく必要があるんですが私無印半分くらいしか見ていないので……!

 

では次回、3話でお会いしましょう。

ポケットモンスターアドバンスジェネレーション1話「新たなる大地!新たなる冒険!!」感想

大体半年前からずっとやるやる騒いでいたAG感想ブログをいい加減始めます!

 

1.はじめに

 何故AG感想ブログをはじめようかと思ったかというと「他のシリーズに比べてAGのしっかりした感想を見かけないから」です。他のシリーズだとXYではアニポケ感想ブログでは有名な「時期外れの戯言」等ある程度見かけるのですが、AGはTwitterでもいまいち感想を見かけないので、もうこれ私がやるしかないんじゃね?!?!?!ってなってこれを始めることにしました。なければ自分で作るってやつですね。おたくの鉄則!

 始めるにあたって、スタンスは「ハルカの成長」に焦点を絞ってハルカのアニメでの成長に焦点を当てて感想を書きたいと思います。アニメの感想なのでカップリング的な視点の感想は極力しないようにしていくつもりです(でも他のキャラから冷やかされたり、第三者から恋とか言われたら流石にいいよね?ね?)

 基本上のスタンスですが、リクエストがあったらそれも見ます。順番前後したりしますがまあ生暖かい目で読んでください!!!!

 

2.スタッフ周り

脚本は武上純希氏。

絵コンテは湯浅邦彦氏。

演出は鈴木敏明氏。

作画監督は志村泉氏。

 

3.感想

 AG1話ですが、サトシはピカチュウのトラブルを抱えているところからスタートします。これは前シリーズとつながっているからですね。AGはのちにカスミや

シゲルがゲストながら重要なポジションで再登場していることから、他のシリーズに比べて前シリーズとのつながりが強いシリーズだと感じます。サトシのライバルが実質不在だったのも前シリーズとのつながりの強さ故にサトシのライバルはシゲルというスタンスを保ちたかったのかと思います。

 一方ハルカはというと、序盤は10歳になると旅に出るものだから何となく旅行気分で旅に出始めます。この時点で他のヒロインとの違いは「一番ポケモンへの興味が薄い」ということです。

 オダマキ博士がポチエナに追い掛け回されるところを助けるゲーム準拠イベント後、最初のポケモンを選ぶ時にアチャモを選んだ理由がアチャモが好感度爆上げアピールして「自分に愛想がよかったから」という辺り、何となく選んでいるのがわかります。ミズゴロウを選ばなかった理由に「さっき言うこと聞いてくれなかったから」とありましたが、ミズゴロウがハルカの指示で上手くいかなかったのはその後オダマキ博士の指示にはしっかり従っている辺り、ミズゴロウの問題ではなく10000000000000000000%ハルカの問題なんですが、1話の段階ではハルカはそれに気が付いていません。

 このようにハルカの成長の着目点としては「ポケモンに興味のない子」がどのようにポケモンと向き合い夢を追いかけるか、だと思います。

 

4.余談

 YAKUZ……じゃなくてエリートな手口で複数のフォロワーにAG1話を見てもらったのですが、皆口々に「オダマキ博士の助手がイケメンで声が石田彰」って言ってたのには笑いましたが、見返したら助手イケメンで声が石田彰でワロタ。

 

5.方針変えました

 全話感想書こうと思います!途中でサボり始めたらTwitterで叱ってください。

カメラを止めるな!※ネタバレあり感想

カメラを止めるな!※ネタバレあり感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

POV形式のフェイクドキュメンタリーのバズりを逆手に取った良作

本作は前半と後半に分かれ、前半と後半で雰囲気がガラッと変わる。
前半はPOV形式のゾンビ映画。前半単体だと面白くないというか、POVでフェイクドキュメンタリー風なのに役者の演技がわざとらしい(明らかにカンペ読んでるシーンがある)・何故か突然BGMが流れる・ダレる展開・カメラワークの不安定さと、ぶっちゃけ出来の悪いPOV形式の映画なんだけれども、後半でそれが一転するというか、そこが面白さに変わるのがスゴい。前半のフラストレーション要素が後半の面白さに繋がるから一気にスッキリする。

後半明かされる真実は、前半の出来の悪いPOVゾンビ映画はテレビ局の無茶ぶりを受けてトラブルを回避しながら作った映画だったということ。後半はこの映画がどうやって作られたかのネタばらし。
この後半がめちゃくちゃ面白かった!後半の何が良いってギャグセンスがあることなんですよ。これギャグがつまんなかったら同じ事やっててもサムくて滑るだけなんだよな。

あとこれメタ的には中間管理職の監督の悲哀みたいなのを感じてしまって、社会人が観ると微妙にしんどくなるやつ。