読書の日記#70「人類学とは何か」を読み終えたけどよくわからなかったというお話

三連休が終わると同時に寒くなったせいで体調がよろしくない私です。

今日はティム・インゴルド「人類学とは何か」をようやく読み終えました。
結論から言うと「よくわからなかった……」です。このよくわからなさは本の文章の問題や私の頭の問題というよりも、本書がテーマとしてあげている「人類学」というものがまだ未形成のふわふわとした学問であるせいだからでしょう。いや、私の頭の問題は多少あるかもしれませんけど……!?
人類学という学問は昔からあるけれども、本書が提起したい人類学はそれらとは少し異なるものなのが本書を読みづらくしている一因です。本書では人類学は「私たちはどのように生きるべきか」を「他者と共に学ぶ」ことで突き詰めようとしているのですが、それを学問として行うには障害が多く、それをどう解決し、新しい人類学をスタートさせるかを書こうとしています。
いわば、新しい学問についての問題提起に近いものなので初見だと一体どういうこと?!って戸惑うと思いました。
とりあえず、近所の本屋でこの本と一緒に並べてあった人類学の本も読んでみてからまた考えようと思いました。私にはまだ難しかったです。