読書の日記#67「missing 神隠しの物語」を読み終わり、「人類学とは何か」を読み始めた

三連休ですが本屋とおたくイベントにしか行く予定がない私です。

今日は甲田学人missing 神隠しの物語」を読み終わりました。十年ぶりの再読なんですが本筋は完全に忘れていたので実質初見です。
異形の者が住む、人間の世界とは相容れない異界の描写が良くて読みやすいホラー小説だなぁと思いました。ライトノベル故にキャラクターもそれぞれ個性的でキャラクターで読むのも楽しく読めると思います。私は亜紀ちゃんの表向き超人じみてるように見えて案外人間じみたところが好きです。


今日からティム・インゴルド「人類学とは何か」を読み始めます。実は「missing 神隠しの物語」で今年99冊目だったのでこの本を今年100冊目の本にしようと思いました。
この本は「私たちはどのように生きるべきか?」というテーマを掲げる人類学についての学術書です。今回読んだ第1章目は他者を真摯に受け入れることをテーマにしています。
正直あんまりわかってない所が多いというか、私がこの本では批判されている知識至上主義者の思考回路に近いせいで、この本が尊ぼうとしている知恵の取得方法がしっくりこないんですよね。前回までずっと読んでた「野蛮な進化心理学」とは対極にあるような内容の本なので、頭が180度入れ替わるような感覚になりました。
記念すべき今年100冊目に読んだ本にする予定なのでじっくり読んでいこうと思います。