読書の日記#122読書が捗らない時の読書ブログの在り方について考える

今日は何故か気分が重く、どうも頭がスッキリせず重くて読書も仕事も捗りませんでした。

今日は仕事が終わってからベッドで横になり、「人類学的観察のすすめ」や「夜ふけに読みたいイギリスの奇妙なおとぎ話」を読んだり、新しく星新一の「おのぞみの結末」を読み始めたりとダラダラと捗らない読書をしてました。
こういうあんまり調子がよくない時が突然出てきちゃうのが精神の病気の嫌なところ……。こんなときは短編や掌編の本等読みやすい本を読んで読書ブログを続けるのがいい方法なのかな?と思う。
他方で体調がよろしくないときに読んでも本来その本が持ってる面白さを汲み取れないのではないか?という気持ちにもなる。万全な体調で挑んで全力でブログ書いた方がいいのかな?とも思う。
まぁ、体調が悪い日が大体の私には緩くその時楽しめる本を読むしかブログ続ける道はないんですけど……
そんな感じの緩いブログです。

読書の日記#121「夜ふけに読みたいイギリスの不思議なおとぎ話」を読み終わる。民話から見えるお国柄について考える。

最近ようやく読書熱が戻ってきたのか、本を爆買いしてしまった。また積み本が増えたのでせっせと読書に勤しみたい。

今日というか数日前に吉澤康子+和爾桃子編訳「夜ふけに読みたいイギリスの不思議なおとぎ話」を読み終わった。
この本を読んで思ったのはイギリスの民話の絶妙な癖の強さだ。民話というとある種の道徳の伝達の役割も担っていることから、教訓的な側面が強い。だからこそ、心のきれいな人間が成功し、意地悪な人間は失敗するという筋書きのものが多い。しかし、イギリスの民話には無垢なだけでは悪い人間に騙されてしまい最悪な展開を迎えるのものも少なくなかった。日本でも有名な「赤ずきんちゃん」は狼に食べられておしまいだったし、空が落ちてくると勘違いしためんどりは何もなに遂げられずにただ帰宅するだけであった。
イギリスの民話にはそういう無垢なだけの人間を騙す展開が地味に多い。また、美しく心がきれいなお姫様達も相応の知性を持ち、その賢さ故に成功をおさめており、時には悪魔を騙して成功をおさめるような展開もある。
ここから見るにイギリスという国は根底に無垢な愚か者は悪者の食い物にされるという意識があるのではないか?と思った。確かにイギリスという国は二枚舌外交等なかなかに強かというかずる賢い側面の強い国であるのでそれも納得ではある。
日本の民話に詳しくないのでもしかしたら日本の民話にもそういう話はあるのかもしれないけど、これが私が日本の民話とイギリスの民話を比べて感じた印象だ。

読書の日記#120「銀河の片隅で科学夜話」を読み終わる

昨日もブログをサボってしまった。原因は単純に眠かったからだ。最近夜10時半過ぎると眠くなる健康な(?)生活をしている。

今日は全卓樹「銀河の片隅で科学夜話」を読み終えた。科学についての本だけどエッセイのような読みやすさと気楽さを兼ね備えた良本だった。
こういう科学についてのわかりやすい入門書を読むとそれぞれの分野の深いところまでかかれた本を読んでみたくなる。欲を言えばこの世にある本を全部読んでみたい。でも、一生かけても読めるのはその何万分の1にも満たないんだろうな……と思うと一冊一冊楽しく読もうという気持ちになる。

読書の日記#119積んでる本をだらだら読んでる

最近は積み本を消化するためにだらだらと積んでる本をひっぱり出して乱読している。
最近読んでるのは古谷嘉章「人類学的観察のすすめ」。この本は面白い。
タイトルの強さとは裏腹に割と短いエッセイが70本位詰まったエッセイ本なんだけど、些細な物事をこういう角度で見るのか!と思わされる一冊だった。一言で言うとめちゃめちゃ脱線が上手い。
脱線が上手いから3ページという短い分量で適切な量の脱線が出来る、脱線初心者にも読みやすい本。
やっぱり脱線を上手くやるには面白い知識が根底にある必要があるんだなと実感した。面白い脱線が出来るようになりたい。

読書の日記#118読書をしない日々とまた読書を始める日々

こんばんは。お久しぶりです。約1ヶ月弱ブログを放置してました。
その理由は簡単で「読書が出来なかったから」です。
何か気持ちが読書に向かなかったというか、趣味全般に対して無気力になってしまっていたんですよね。最近ようやくその期間を脱したのでまた読書ブログをボチボチ再開していこうと思います!

最近はポケモン剣盾の影響でイギリスに興味があるので「夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話」を読んでます。
おとぎ話というか、民話って言うとちょっと教訓めいたような話のイメージなんですが、この本に収録されてる話はそれとは異なっていて割と善人ではなく抜け目のない人が得をするような話が多いのが面白いです。日本の民話とはかなりテイストが違っていてこういうの国柄が出るのかなぁと思いました。ジャックと豆の木も思ったよりもジャックが抜け目のない人で面白かったです。
日本の判官贔屓精神は割と根深いのかなぁとイギリスのおとぎ話を読んで思いました。

読書の日記#117「白いメリーさん」を読み終わる

最近夜10時近くなると眠くなる。朝5時に起きて夜10時に寝る生活、まるで老人みたいだ……。

今日は中島らも白いメリーさん」を読み終わった。これは表題作を含めた短編集なんだけど、どれも一風変わった癖のある話で面白かった。中島らもは何作か読んでいて、「超老伝ーカポエラをする人ー」と「今夜、すべてのバーで」を読んでいる。「水にも似た感情」は積み本の山のどこかに埋もれてる。
白いメリーさん」は「超老伝」に近い不思議な小説だと思った。少しずれた人達が織り成す物語を少しずれた人達が囲んでいる、少しずれた感覚がたまらない。読んでてめちゃめちゃ楽しかった……。こういう頭のネジが何個か吹っ飛んでる(何個か吹っ飛んでるのが重要で全部吹っ飛んでるのはまた違う)話は読んでて不思議な気持ちになるから好きだ。

読書の日記#116のんびり読書をする喜び

PUI PUI モルカーに地味にハマってる。シロモ可愛いよシロモ。

今日は中島らも白いメリーさん」を読んだり、全卓樹「銀河の片隅で科学夜話」を読んだりしてゆっくり読書した。
小説と評論本とエッセイをバランスよく読もうと思ってルーティンを回してるんだけど、やっぱり評論本の時は時間がかかるなぁ。
今同時平行で読んでる本は大体五冊位なんだけど小説やエッセイばかり読み終わるから評論本に比べて読む量が多くなりがちなのが最近の悩みどころ。