ゼロの執行人感想※ネタバレあり

 

流行に乗ってギガヒットしているコナン映画ゼロの執行人を観ましたがめちゃくちゃ良かったので長文ブログを書きます。コナン映画には実は余り面白いという認識を持ってなくてファン向けコンテンツだと思ってたんですけど、ゼロの執行人で印象変わった……。てか私そもそもこれ観るまで安室さんを観たことがなかったんですけど、それでも面白かったです。

1、好きなシーン

コナンのゼロの執行人で私が一番好きなシーンは日下部さんが羽場さんがコード教えてくださいって言ったときにはっとして「汚いぞ!」って安室さんにキレたシーンです。安室透主人公サイドってのうまく使ってると思った。

二回目ではっきり認識したけど今回って警察と検察の陣取り合戦で検察が負けたってだけで、正しさは後付けに過ぎないんだよな…。日下部検事も安室さんも公のために少数の個人は犠牲に出来る人だろうし、それがコナンとの一番の差だと思う。 
日下部検事と安室さんの一番の違いは個人に執着したかどうかだと思う。日下部検事の弱さは最終的に日下部検事は個人に執着して方向性おかしくなった(結局公安警察への私怨だし)。日下部検事は国より羽場の方が優先順位高い羽場ガチ勢だけど、安室さんは個人より国の方が優先順位高いから…。だから安室さんの方がやべーと思うwwwwwww安室さん怖い。 

ていうか、羽場って悪く言えば正義感に酔ってるタイプだから自殺の時もそうだけど全般的に適当に安室さんに言いくるめられて利用されてるんじゃないのって思うんだよな。どっちが正しいとかじゃなくて、日下部検事とか諸々正義はあるしどれも見方を変えれば正しいからどれが絶対的に正しいのではなく、安室透というか降谷零の正義が一番強くてそれが周りを負かして勝ったって感じだと思う。 

私がゼロの執行人好きなのは、この正義のぶつかり合いが正しさではなくエゴのぶつかり合いだとしてるからで、これ安室透主人公じゃないと出来ないでしょ…。だから日下部検事のあのシーンの「汚いぞ!」は正論。 

コナンのあんま好きじゃないところに、コナン側が正義と決まってるところがある(まぁ実際コナンが正義となってるときはほとんど相手が悪いことが多いんだけど)。今回は歪んだ正義の面もある安室透が主人公サイドにいるからこういう描き方出来るので、安室透メイン起用で他キャラではやりづらいことをやってる辺り本当安易なキャラ起用じゃないのがスゴいんだよな…

2、余談 

私は安室さんは国家の安全の優先度が異常に高くてそのためなら個人は普通に犠牲に出来る人だと思ってるしそこが好きなので、この先安室さんが個人と国家を天秤に掛けて結果的に個人を優先させたら解釈違いで死にます。私が安室さんの恋愛カプ一切推せないしはまれない(コンビはどれでもOK)のは、私が安室さんは個人を優先することがない(最終的に考え変える可能性はあるけど、それやるならそれだけで一章作れるレベルだと思う)と思ってるけどどうなんですかね。それはそれでまぁ二次創作は楽しんじゃうんですけどね…(どっちなんだよ)